優良事例(一般部門)
住宅用火災警報器の共同購入・設置補助事例
若宮ハイツ自治会
(神奈川県平塚市)
事例の概要
■経緯
平塚市消防本部では「住宅用火災警報器」の設置を推進するため、各自治会単位での共同購入について、説明会等を開催し協力の依頼をしている。
その例として、平塚市内にある若宮ハイツ自治会にて244世帯(住宅用火災警報器518個)の共同購入の報告があった。
■内容
若宮ハイツ自治会では自治会長が中心となり、インターネット通販価格をベースに販売店から安価で購入できたとの報告があった。また、自分で取り付けが困難な方のために、自治会での取り付け応援も行った。
このように地域ぐるみで共同購入することにより、地域としての防災意識の向上や、近所同士の信頼関係醸成にも役立つと考える。
【住宅用火災警報器の共同購入によるメリット】
- 1. 悪質な訪問販売等の防止対策になる。
- 2. 多数の居住者で購入することにより、自治体全体の防火対策につながる。
- 3. 大量に購入することで、個人購入よりも安価に購入できる可能性がある。
住宅用火災警報器
住宅用火災警報器
住宅用火災警報器設置
住宅用火災警報器の説明会
苦労した点
- 1. 個数が多いので、数のとりまとめ、お金のとりまとめに非常に苦労した。
- 2. 個人の住宅なので、同意されない方への強制ができない。
- 3. 購入業者の選定。
特徴
- 1. インターネットで購入業者を選定し、直接売り場まで足を運び値段交渉をしたことで、通常よりもかなり安価に購入することができた。
- 2. 共同購入だけではなく、高齢者世帯や障害者世帯には自治会が取付補助を行った。
- 3. 若宮ハイツは以前に消火器の共同購入も行っている。
- 3. 共同購入を行っていない世帯(約70世帯)についても、再度共同購入を促していく予定。
団体概要
若宮ハイツ自治会
- 世帯数
- 約320世帯
- 構成人員
- 共同住宅全体で一つの自治会として活動している。
実施期間
平成22年3月~