第17回防災まちづくり大賞(平成24年度)

【消防庁長官賞】事業所集団で構成する防災福祉コミュニティ住宅用火災警報器設置普及推進

消防庁長官賞(住宅防火部門)

住宅用火災警報器設置普及推進

高知県津野町
(津野町)

津野町では、住警器の設置率が平成22年末現在で約28.2%という状況であったことなどを踏まえ、早急に住警器の設置を促進するため、行政・電器店業者一体となって普及に努めることとした。主な取り組みとしては、防災点検推進員を6か月間、臨時雇用し、消防署員や消防団員の協力も得て、町内全戸を訪問して設置希望者の取りまとめを行ったり、安価な価格で住民が機器の購入ができるよう電器店との交渉を行ったりするなどした。その結果、平成23年10月現在、津野町では97.5%の普及率となったほか、煙発生により作動した住警器の警報音に近所の方が気づき大事に至らなかったなどの奏功事例も確認されている。

設置された住宅用火災警報器

防災点検推進員による住宅用火災警報器の説明