優良事例
(一般部門)
出前『地震体験工房』(ぐらぐら体験工房)
~世代に継続する地震に強いまちづくり~
(社)青森県建築士会三八支部ものづくり・まちづくり委員会
(青森県八戸市)
事例の概要
■目的
わたしたちの町・八戸は平成6年に発生した三陸はるか沖地震で、大変な被害を受けました。それから12年の歳月が流れ当時の恐怖や被害が忘れ去られようとしています。特に子供達にとっては小さい頃の出来事であり記憶にないと思います。
青森県建築士会三八支部では、擬似体験や模型を使った楽しい実験を通して、地震の怖さや建物のメカニズムを、分かりやすく学習できる体験工房を開催し、地震に強い家づくり、地震に強いまちづくりを皆様と共に考えていきたいと思います。
■授業の内容(学校の授業時間の2時間を活用)
- 1時間目『地震の本当の怖さって何?』
- ・スライド上映「三陸はるか沖地震で何が起こったの?」
- ・起震車による地震疑似体験
- 2時間目『安全な建物はどうやってつくるの?』
- ・グループ単位で“模型”を使って地震に強い建物のメカニズムをワーキング!
- ・建築士会員のアドバイスによるワーキング成果の発表
説明風景(小学生)
筋交い検討風景(小学生)
模型作成風景(小学生)
起震車体験(小学生)
説明風景(中学生)
模型作成風景(中学生)
起震車体験(中学生)
発表風景(中学生)
苦労した点
- ・限られた時間内に生徒達が、揺れに強い建物はどういう建物かを体験し、また作成できそうな模型は何か?を決める事。
特徴
- ・建築士という職業の大人達から、同じ地域に住む子供達へ“地震の怖さや、地震に強い建物とは・・・どういう建物か”という事を、子供達自身の体験を通して、学んでもらいたいという点。
団体概要
(社)青森県建築士会の三八地方支部:正会員約210名
実施期間
平成17年~