第14回防災まちづくり大賞(平成21年度)

街頭PR等による防火活動

優良事例
(住宅防火部門)

街頭PR等による防火活動

東光小学校少年消防クラブ
(徳島県上板町)

事例の概要

 クラブ結成時から防火活動に力を入れ、毎年、春の火災予防期間中に行われている街頭PRでは、PTAの防犯交通安全部と少年消防クラブ員との共同で作製している防火マスコットに加え、防火ちらし・風船等を運転者や付近住民に配布し火災予防を呼びかけている。
 そのほかにも、同小学校の運動会でクラブ員を中心とした金管バンドが演奏をしながら観覧席の人たちに防火物品を配布し火災予防を呼びかけるなど、広報活動を積極的に行い、これらの行事は同クラブにおいて伝統となっている。
 また、平素からクラブ員は個々の家庭で防火や災害に対する話し合いを心がけている。これにより、平成21年、町内で初めて行われた防災訓練においても多くのクラブ員たちが家族と一緒に参加した。
 このように、個々が防火に対する意識を高く持つように心がけ、またクラブでも長年にわたって防火広報の活動を行い、住民の防火・防災意識の高揚を図っている。

通行車両に火災予防PR物品を配布

火災予防と交通安全を呼びかけ

火の用心を呼びかける

金管バンド、運動場をパレード

バトンフラグの演技

苦労した点

 長年にわたり継続していくこと。その取り組む姿勢が高いレベルで引き継がれるように努めた点。
 地域住民の意識づくりに反映されるように努めた点。
 街頭PR時に配布する防火マスコットの作製。

特徴

 春の火災予防期間中にクラブ員が街頭に立ち、運転者や付近住民に防火PR物品を配布する街頭PR活動や、運動会でのパレードによる火災予防活動など、長年にわたり広報活動に努めたこと。
 クラブ内だけの活動に止まらず、地元や地域全体に防火・防災に対する意識向上や訓練参加に反映された点

団体概要

昭和57年5月に東光小学校少年消防クラブ結成。
東光小学校5、6年生の生徒で構成。

  • ・5年生 22名
  • ・6年生 18名   計40名

実施期間

昭和57年~