優良事例(一般部門)
八戸市安全・安心情報配信サービス「ほっとスルメール」
八戸市(防災安全推進室)
(青森県八戸市)
事例の内容
八戸市は、安全・安心なまちづくりの一環として、気象情報、火災情報、防犯情報、交通安全情報、消費生活情報等をメールで配信するサービス、「ほっとスルメール」を平成20年2月1日に開始した。
これは、パソコンや携帯電話で登録した方へ、下記の内容の安全・安心情報をメールで配信するもので、平成21年8月31日現在8,863人の方が登録している。
<配信内容>
- 1. 自動配信
○気象情報(気象注意報、気象警報、地震・火山情報、土砂災害警戒情報、記録的短時間大雨情報、津波情報)
○火災情報(市内で発生した火災の情報。誤報と判明した場合は、その旨を手動で配信) - 2. 手動配信
○防犯情報と交通安全情報(青森県警本部及び八戸警察署からの情報)
○消費生活情報(契約のトラブルや振り込め詐欺などについての八戸警察署や消費生活センターからの情報)
○避難情報(避難勧告や避難指示、大規模災害などの重要な情報は、緊急情報)
○感染病情報(インフルエンザ等の発生・予防に関する情報)
※h21.5月に新設
○ライフライン情報(水道・ガスの供給停止などに関する情報)
※h21.6月に新設 - 3. 職員対象
○災害発生時には、災害対策本部員や災害対策要員に対し、参集を呼びかける
専用のホームページを開設し、配信情報を掲載しており、登録者も非登録者も閲覧することができる。また、ホームページ上で、登録内容の変更や登録の解除ができる。
「ほっとスルメール」概要
緊急情報の配信例
緊急情報の配信例(職員参集)
イベント会場での普及啓発活動
苦労した点
- ○火災情報の自動配信における既存の指令システムとの整合性。
- ○関係する部署・機関との連絡調整。
- ○先行する教育委員会のシステムとの統合に向けたシステム構築。
特徴
避難勧告などの緊急情報、気象情報、火災情報、防犯情報、交通安全情報、消費生活情報、感染情報、ライフライン情報、職員参集など、安全・安心に関する分野の情報を網羅している。
利用者は、情報の中から、自分に必要な情報の種類を選択することができる。(緊急情報は全員への強制配信可能)
配信スピード向上のため、携帯電話会社のスパムメール防止システムへの対策を講じている。
気象情報と火災情報は自動配信となっているため、最新情報を随時配信することができる。
24時間メールを配信するが、必要に応じて受信時間帯を設定できる。(ただし、緊急情報は配信)
団体概要
八戸市は、太平洋を臨む青森県の南東部に位置し、北はおいらせ町(旧百石町、旧下田町)及び五戸町、西は南部町(旧福地村・旧名川町・旧南部町)、南は階上町及び岩手県軽米町に接している。
地形は、なだらかな台地に囲まれた平野が太平洋に向かって広がり、その平野を三分する形で馬淵川、新井田川の2本の川が流れている。
臨海部には大規模な工業港、漁港、商業港が整備されており、背後に工業地帯が形成され、優れた漁港施設や背後施設を有する全国屈指の水産都市、北東北随一の工業都市として、地域の拠点となっている。
また、平成17年3月31日に合併した南郷区(旧南郷村)は、「ジャズとそばのまち」として全国的な知名度を誇り、ブルーベリーなどの地場産品を生かした特産物の開発なども行なわれている。( 北緯40度30分、東経141度30分、市域面積305.19km2 )
昭和4年に市制施行された当時は5万2千人であったが、平成17年3月31日の市町村合併により、現在の人口は、約24万5千人となっている。
■人口総数 | 244,155(男117,528、女126,627) |
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■世帯数 | 102,640 |
■1世帯あたり人員 | 2.38 |
■人口密度(km2) | 800 |
(平成21年8月31日現在 外国人登録者を含む)
実施期間
平成20年2月~