車中での避難とは、車の中で避難生活を送ることで、避難所生活よりも過ごしやすいと感じる人が少なくない一方で、次の問題点が指摘されています。
- 車上荒らしの危険や、ガソリンが入手しにくい場合がある。
- 排気音や排ガスが気になり長時間エアコンをかけられない。
- エコノミークラス症候群※、一酸化炭素中毒など健康上の危険がある。
- 避難者として把握されにくいため、支援情報などを把握しにくい。
※エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症/肺塞栓症)食事や水分を十分とらない状態で、車の中など狭い座席で長い間同じ姿勢をとっていると、血行不良が起こり、足にある静脈に小さな血のかたまりができやすくなります。急に立ち上がって動いた時などに、血のかたまりが足から肺や脳、心臓に飛び、血管を詰まらせ、肺塞栓や脳卒中、心臓発作などを起こす恐れがあります。