土砂災害の前兆現象に注意を!
いつも前兆現象があるとは限りませんが、台風や集中豪雨などにより、少しでも普段と変わった次のような現象を発見したら、素早い避難が必要です。
- 山鳴り、立ち木の裂ける音、石のぶつかりあう音が聞こえる
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がる
- 川の水が急に濁ったり、流木がまざりはじめる
- 地面にひび割れができる
- 沢や井戸の水が濁る
- 斜面から水がふきだす
- がけからの水が濁る
- がけに亀裂が入る
- 小石がバラバラ落ちてくる
- 異様な音がする
※土砂災害は瞬時に起きるので、前兆現象を知った段階ではすでに危機が目の前に迫っており、避難が間に合わない可能性もあります。
「土砂災害警戒情報」に注意しましょう
- 大雨が降り出したら、災害の切迫度が高まっていることを示す「土砂災害警戒情報」の発表に注意しましょう。
※土砂災害警戒情報は、気象庁ホームページ や各都道府県の砂防課などのホームページで確認できるほか、テレビやラジオの気象情報でも発表されます。都道府県や市町村によっては、携帯電話などに⾃動的に⼟砂災害警戒情報を教えてくれるサービスもあります。
- ⼟砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難勧告などの発令に留意し、土砂災害の危険度分布などの情報を参考にし、地域内の方々に声をかけあい近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。特に、お年寄りや障害のある人など避難に時間がかかる人や、夜中に大雨が想定される場合は、早めに避難することがより安全です。
※「警戒レベルを用いた避難勧告等の発令について」については、内閣府の防災情報ページをご覧ください。
※「土砂災害の危険度分布」については、気象庁の防災情報ページをご覧ください。
安全な場所への避難
- できるだけ山側から離れた場所に移動しましょう。
- 夜間など遠くに移動することが危険と思われる場合、近くのコンクリート製などの頑丈な建物の2階以上に緊急避難するか、家の中でより安全な場所(がけから離れた2階の部屋など)に移動しましょう。
※避難の際にどこにどのように逃げるのか知っておくことが大事です。市町村が作成する土砂災害ハザードマップを利用して土砂災害の発生危険個所や避難場所や避難経路を確認しましょう。
参考:消防庁防災危機管理e-カレッジ、政府広報オンライン「土砂災害から身を守る3つのポイント」