4.おわりに
1.大災害時、いざという時に期待された機能を発揮するシステムは少ない。
→大災害時には、システムの不具合などを想定した運用や対応手段をあらかじめ検討しておく必要がある。
2.応急対応時、必要かつ重要な情報の峻別は、情報システムではできない。
→職員が行うデータ入力、および、その分析とりまとめが容易にできるように、操作性向上のためのユーザインターフェースを検討する必要がある。
3.情報通信システムに用いられている機器(ハード)の耐用年数の他に、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の更新などの必要があり、システム自体の寿命は長くない。
→システムが、特定のハードやOSに依存しないように、将来を見越した設計をおこなうことが必要である。
4.運用組織が異なる情報通信システムの連携が進んでいない。
→情報通信システムの構築にあたっては、他機関の情報を利用しやすくするために、標準仕様を採用しないといけない。
5.モバイル端末(スマートフォン、タブレット)が発信した画像を処理できるシステムが少ない。
→画像を処理できるシステムの構築が必要である。
- 1.はじめに
- 2. 消防防災に関する情報通信の役割と課題
- 3. 消防防災に関する情報通信の枠組み
(フレームワーク) - 4. おわりに