コロンビア地震
II 被災現地での活動
救助活動の総括 活動現場の概要
救助活動内容(1) (2) (3)
1.救助活動の総括
コロンビア地震災害国際消防救助隊隊長 細田正夫
国際消防救助隊は、現地時間の27日15時30分ごろ、アルメニア市街において、地震発生から約50時間後に生存者救助を目指して活動を開始した。アメリカとほぼ同時に一番乗りした国際消防救助隊員は、機内2泊の疲れも見せず巨大な瓦礫の山に立ち向かい、住民等の熱い視線を感じながら降りしきる雷雨に打たれ、更に多くの活動障害を克服しながら、日本から持参した救助資機材と高度な救助技術を駆使して、崩壊したホテル等から5人を救出した。
なお、救助活動を実施している最中、余震による建物倒壊や住民の暴動等があり、隊員の安全確保と二次的災害発生の防止には、最善の配意を払う事となった。
アルメニア中心部・IRT活動現場付近見取図(第1~第4現場)