平成11年9月21日台湾地震災害

今回の派遣の特徴

台湾地震災害

地震の概要 被害状況 派遣要請 派遣期間等
派遣隊員等 活動概要 主な救助活動資器材
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今回の派遣の特徴

12. 今回の派遣の特徴

 派遣決定の日からの道程と活動内容については、すでに前述したとおりであるが、改めて今回の派遣の特徴について整理してみると、(1)隊の編成は外務省白川団長をはじめ総勢110名という、過去最大の規模(今回で11回目)であったこと、(2)地震発生から18時間後に外国からの救助チームとして最初に現地の土を踏んだこと、(3)3県9市鎮郷(市町村)を転戦しつつ救助活動を続け、その移動距離が1,040kmに及んだこと、が挙げられる。更にもう一つ加えるのならば、終始、消防・警察・海上保安庁による混成チームで部隊活動を行ったことであるが、3つの機関が、それぞれに救助活動に関する技術や経験が異なる中で、全隊員が「被災国民のために」という目的を明確に認識し、統率力と謙虚さがうまく噛み合いながら、志気旺盛にて、良好なチームワークを予想以上に早期に確立することができたことは、大きな成果であった。