平成15年5月22日アルジェリア地震災害

活動の詳細(3)

アルジェリア地震災害

地震の概要 被害状況 派遣要請 派遣期間等
派遣隊員 活動概要 活動の詳細(1) (2) (3)
主な救助活動資器材 今回の派遣の特徴

7.活動の詳細

(3)救助活動終了~帰国

現地時間25日の午後に団長、副団長(消防、JICA)等によりブーメルデス(首都アルジェから東方約50kmの海岸沿いに位置)に設置されているアルジェリア側の現地対策本部及び国連の現地活動調整所において情報収集した結果、救助チームを新たに投入しなければならない場所は既になく、海外チームの大部分は地震発生から既に72時間以上経過し生存者救出の可能性がきわめて低くなっているとの判断から25、26日にはアルジェリアから引き揚げることが判明したため、日本チームにおいても引き揚げる時期に来ていると判断し、今回の活動現場の救助活動の完了をもって撤収することとされました。これにより、今回の国際緊急援助隊救助チームの最終的な成果は、計6名(生存者1名、死者5名)の救出ということとなりました。
現地時間26日には在アルジェリア日本大使館、ブーメルデスに所在する現地対策本部、国連の現地活動調整所等に日本隊としての活動報告を行い、現地時間27日13:15にはアリタリア航空AZ1024便にてアルジェリアを離れ一路日本へと向かい、ローマ、ミラノを経由して日本時間29日9:05に無事帰国することができました。成田空港で国際緊急援助隊の解団式を行った後、国際消防救助隊は総務省に場所を移して総務大臣、消防庁長官等列席のもと解隊式を行い、今回の任務を完了しました。