平成20年5月15日中国四川省における大地震災害

活動状況(1)

中国四川省における大地震災害

地震の概要 被害状況 派遣状況(1) (2)
活動状況(1) (2) (3) (4) 今後の課題等 おわりに

4.活動状況

(1) 派遣決定から出発まで(5/15~5/16)

 5月15日(木)12時20分、消防庁長官は正式に国際消防救助隊の派遣を決定し、当日の出動第1順位に登録されている東京消防庁、名古屋市消防局、川崎市消防局、市川市消防局及び藤沢市消防本部に同日17時00分までに成田空港への集結を要請。なお、集結までの時間的余裕が乏しい状況下、東京消防庁及び名古屋市消防局は所有するヘリコプターを用いて成田空港へ参集するという機動的な対応をとった。

 国際消防救助隊17名は成田空港に集結し、国際緊急援助隊(JDR)救助チームとなる他のメンバー44名(外務省、JICA、警察庁、海上保安庁等)と合流して国際緊急援助隊結団式に出席するとともに、国際消防救助隊としての発隊式を行った。

 座席確保の関係から救助チームは第1陣、第2陣に分かれることとなり、国際消防救助隊第1陣の11名(総務省消防庁1名、東京消防庁5名、名古屋市消防局3名、市川市消防局2名)は同日18時29分北京に向けて出発。第2陣6名(東京消防庁1名、川崎市消防局3名、藤沢市消防本部2名)はチャーター便で、翌5月16日(金)13時17分に四川省の成都に向けて出発した。