平成11年1月26日コロンビア地震

地震災害の概要

コロンビア地震

I 地震発生から現地入りまで

地震災害の概要
コロンビア共和国・アルメニア市の概要
派遣の決定から出国まで 往路・被災現地まで

1.地震災害の概要

1 地震の概要
  • (1) 発生日時:平成11年1月26日3時19分(現地時間25日13時19分)
  • (2) 震源地:北緯4.46度、西経75.72度(理科年表による)(コロンビア共和国首都サンタフェ・デ・ボゴタの西約180km)
  • (3) 地震名称:Quindio Eq
  • (4) 地震の規模:マグニチュード5.7(モーメントマグニチュード6.2)
2 被害の概要

コロンビア共和国の中都市アルメニア市を中心として、その周辺都市に1900名の死者及び甚大な物的被害が発生した。特にアルメニア市南西部(低層住宅)及び中心部(中、高層建物)は壊滅的な状況であった。

(1)人的被害

  • 1. 死者1,900名(国立天文台編理科年表による)
    1999年中に死者が1,000名以上発生した3大地震のひとつ
  • 2. 都市別の人的被害(コロンビア赤十字社平成11年2月2日現在)

市町村名 死者数 負傷者数
アルメニア 800 2,300 3,100
カラルカ 116 334 450
カイセドニア 78 80 158
ペレイラ 50 650 700
ラ・テバイダ 33 280 313
その他の都市 94 1,121 1,217
合計 1,171 4,765 5,938

※ アルメニアについては概数である。

※ 被害の公表のあった都市のうち上位5都市を個別に示した。

(2) 物的被害(国連災害管理チーム平成11年1月27日現在)

  • 住宅等建物倒壊 約9,000棟
  • 全域で電気、ガス、水道が停止

(3) 火災(コロンビア政府 シビル・ディフェンス発表)

平成11年2月23日現在

  • キンディオ県(首都アルメニア) 15件
  • リラサルダ県(首都ペレイラ) 2件