平成21年10月1日インドネシア西スマトラ州パダン沖地震災害

活動状況(4)

インドネシア西スマトラ州パダン沖地震災害

地震の概要 被害状況 派遣先等 派遣状況
活動状況(1) (2) (3) (4) (5)
今後の課題 おわりに

5.活動状況

(4) 被災地での活動(10/4~5)

10月4日(日)

ロッキーホテルにて全4個小隊による捜索活動を実施するも生存者はなく、活動終了。BMC病院に調査隊を派遣し状況確認の結果、災害医療病院として機能しており、救助活動不要であることが判明した。

各国チームによる活動状況が不明であったパダン市北部に副団長(消防)を派遣し、状況確認を実施。3ヶ所の倒壊現場を回り、LIA外国語学校は被災国チームにより救助活動終了済み(生存者7名、死者4名)、セラシ病院はオーストラリアチームが活動済み、病院近くの倒壊建物は近隣住民の聞き込みから地震前から閉鎖されていて無人であり、いずれの建物も活動不要であることを確認した。

幹部ミーティングをおこない、さらに他の活動サイトの有無を調査するため、調査隊2班を編成し、パダン市内東部の2地区にて調査活動を実施。2地区とも要救助者なしであることを確認した。

翌日の活動について、国際共同捜索救助として5カ国(日本、イギリス、ハンガリー、シンガポール、UAE)でパダン市郊外にて活動を行うことを決定。日本は南方数kmの地域において、全4小隊で分散して調査活動を実施する予定とした。

10月5日(月)

都市型災害捜索救助に関しての国際救助機能の展開は現地では不要となったとのインドネシア共和国政府からの通告を受け、国連側から各国救助チームには速やかに撤収するよう申し送りがあり、JDR救助チームはこれを受け団長から隊員に撤収及び今後の予定を説明し、正午から撤収作業に入った。