平成2年6月22日イラン地震災害

はじめに

イラン地震災害

はじめに イラン地震被害の状況
国際消防救助隊の構成と携行資機材
行動日程 救助活動 各国救助隊の様子
イランの建物の構造について
総括官日誌による補足(1) (2) (3) (4) (5)

はじめに

平成2年(1990年)6月21日午前5時57分(現地イランでは午前0時27分)頃発生したイラン北西部を震源とする地震は、時が経つにつれて急激にその被害の大きさが明らかになり、イラン国政府から各国に対して救援要請がなされるに至った。
日本国政府も、イラン国政府からの要請に応じて「国際緊急援助隊」を派遣することとなり、消防庁に対して国際緊急援助隊に参加する消防部内のレスキューチームの派遣要請があった。ここにエルサルバドルに次ぐ国際消防救助隊(IRT)の出動となった。

(以下は、総括官として救助に赴いた小林恭一氏が帰国後雑誌に寄稿した手記を加筆修正したものである。)