平成23年(2011年)台風12号による被害 写真報告
台風12号は、8月25日9時頃にマリアナ諸島の西の海上で発生し、日本の南海上をゆっくり北上して9月3日10時前に高知県東部に上陸した。その後、四国地方、中国地方を縦断して4日未明に日本海へ進み、その後もゆっくり北上を続け、5日15時に熱帯低気圧に変わった。
今回の台風の特徴として、動きが遅く、上陸後も大型の勢力を保っていたため、長時間にわたって台風の周辺には非常に湿った空気が流れ込み、西日本から北日本にかけての広い範囲で記録的な大雨をもたらした。
総務省消防庁によると、死者66人、行方不明者30人、負傷者(重傷・軽傷)103人、全壊127棟、半壊98棟、一部損壊186棟、床上浸水6,250棟、床下浸水17,614棟となっている(被害報告第11報:9月14日18時)。
(財)消防科学総合センターでは、9月12日(月)から13日(火)にかけて、和歌山県内の新宮市、那智勝浦町、田辺市の状況を調査しましたので、写真報告致します。
平成23年(2011年)台風12号による被害 写真報告(第1報)(PDF)を見る
※PDF内の位置図は「電子国土」(国土地理院)より抜粋したものです。