普段あまり馴染みのない119番通報ですが、皆さんもいつ不幸にして火災に見舞われたり、救急要請が必要になるかもしれません。 いざという時に正確な119番通報ができるよう日頃から手順などを確認しておきましょう。
ご家庭の加入電話による通報
受話器を上げ、局番なしで「119」をダイヤルします。通報をすると、以下の例のように119番受付員が必要なことを順にたずねますので、それに応じる形で、落ち着いてはっきり正確に答えましょう。
●火災の通報例
119番受付員 | 通報者 |
---|---|
火事ですか、救急ですか | 火事です |
場所はどこですか | ○○市○○町○丁目○番○号です |
何が燃えていますか | ○○が燃えています |
あなたの名前と今かけている電話の番号を教えてください | 私の名前は○○○○です 電話番号は○○-○○○○-○○○○です |
●救急の通報例
119番受付員 | 通報者 |
---|---|
火事ですか、救急ですか | 救急です |
場所はどこですか | ○○市○○町○丁目○番○号です |
どうしましたか | ○○(誰)が○○○○(どうした)です |
あなたの名前と今かけている電話の番号を教えてください | 私の名前は○○○○です 電話番号は○○-○○○○-○○○○です |
○通報内容や通報される方の状況によって、119番受付員の問いかけが異なる場合があります。
○場所を伝える際、目標のみでは場所の特定が困難です。住所を伝えることが必要です。
実際に火災に見舞われた時や家族がケガや急病の時は、気が動転し、落ち着いて通報ができなくなることがあります。しかしながら、あわてて一方的に話すと、正確に伝わらない上、時間もかかります。自分だけで一気に話そうとせず、落ち着いて聞かれたことに正確に答えていくのが良い方法です。 ただし、あなたが通報している場所にまで煙や火が拡大するなど危険が迫っている場合は、すぐ避難しましょう。
落ち着いた正確な通報ができるよう、119番通報メモを用意しておきましょう。
119番通報メモ
住所、建物名称:
目標※:
氏名:
電話番号:
※目標とは目印となる大きな建物、多くの人が利用する場所、公共の建物などをいいます。 119番通報メモを印刷して、必要な情報を記入したものを電話の近くに用意しておきましょう。