消防組織法では消防に関する都道府県の任務として、都道府県と市町村、及び市町村相互間における連絡調整などが定められており、これらの事務を処理するため都道府県は、消防主管課をおいています。
【消防主管課の主な所掌事務】
消防主管課の主な所掌事務は次のとおりです。
- •市町村への消防に関する助言・指導
- •都道府県と市町村、市町村相互の連絡調整
- •消防職員や消防団員の教育訓練
- •非常事態時における各種の対応
【消防学校】
都道府県や指定都市には、消防職団員の教育訓練機関として、消防学校が設置されています。カリキュラムは受講者の段階に応じて初任教育、専科教育、幹部教育などに分かれており、市町村において新規採用されたすべての消防職員は、消防学校で初任教育を受けることとなっています。
なお、消防職団員の日常の教育訓練は、それぞれ所属の消防本部・消防署や消防団で行われていますが、消防学校では高度で専門的な知識・技術や、集団教育に適したものについての教育訓練を受け持っています。