犬の目線 柳川（福岡） 平成3年7月
柳川は二度目の訪問であるが、約15年前に来たときと殆んど変わっていない。乗舟場も、次々と移る景色も同じなら、舟頭さんの説明も又同じである。
真夏の水郷めぐりは、頭上からの陽射しと水面からの反射に加えて蒸発する水分で大変である。少し風でも吹いて呉れたらと思うが、岸の柳は静かに垂れ下がっている。
水郷めぐり、人気があるのは普段乗れない舟であり、その舟から見る景色が視角によって新鮮に見えるためであろう。
船に座れば極端なローアングル、犬や猫は何時もこんな目線で町や人を見ているのか。