ここ平福は旧因幡街道にある宿場町で、古い家並みは総体に軒が低い2階建ての瓦葺きで、壁は漆喰のない土の色そのままの黄色が多い。
そう広くもない道の両側には、このような町家が並んでおり、どの家も軒下に割り竹で囲んだプランターに花を咲かせている。
佐用川に降りると、昨夜の雨で増水した水面に、一群の家々がパノラマとなって目に入る。このように川に面した家の座敷を特に『川座敷』と云うらしい。
ここでは白壁よりも黄色い土壁がよく似合う。