青い朝顔 飛騨高山(岐阜) 平成6年9月
飛騨高山の駅に降りると、夕暮れの駅前広場には秋祭りを約1月後に控えて大きな幟が立っていた。
翌朝早く三之町辺りを歩く。まだ街灯の灯っている時間で、朝の冷気がここちよい。歩く程に気付いたがどの店先にも青い朝顔が美しい。聞けば「町並に一番よく似合う色として統一している」とのこと。さすが観光の町高山である。
商店街に『火の見櫓のある町』と看板が出ている。尋ねると瀟洒な感じの櫓で、ガラス戸越しに半鐘も見える。現役を引退しても、町のシンボルとして頑張っている櫓に拍手を贈りたい。