1.美馬郡美馬町中筋
何の変哲もないコンクリート柱に見えるが,骨組みは竹でその上にコンクリートを被覆してあるとのこと。断面は円ではなく四角い。鉄筋ならぬ竹筋コンクリート。
2.美馬郡脇町脇町
脇町は江戸時代に藍染めの集散地として栄え,今もその街並みが残る。建物の防火壁としてつくられた卯建(うだつ)のある街並みとして有名。「うだつをあげる」ということばは建築の部分を指す語からきている。この火の見櫓はその街並みにほど近い川沿いに立っている。
3.徳島市渋野町宮前
徳島市近郊の火の見櫓。同じ三角の頭をもつ公民館の門柱と一緒に写真に納めた。
すぐ近くには名刹丈六寺がある。
4.麻植郡鴨島町山路
みかん畑の端にあるかわいい木製の火の見櫓。小さいが半鐘は立派。となりには出荷を待つみかんが箱に入っている。
5.板野郡土成町吉田
吉野川の近くに立つ火の見櫓。屋根はなんとなく昔のヘルメットのように見える。
角のヒゲのような飾りもしっかりしていて,颯爽としている。
6.板野郡藍住町奥野
なんと,自然の木にそのまま半鐘と見張り台が付いている。でも脚下は土に埋まっているわけではなく,御影石にくくりつけてある。ひむろの木で,昭和22年頃につくられたそうである。