石川県

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1.金沢市瓢箪町

古都金沢の中心部に立つ火の見櫓。金沢市では1998年に教育委員会が「生活文化財」として火の見櫓の調査を行っている。それによると,その時点で市内に33基の火の見櫓がある。以後数年の間になくなったものもあるが,今も街なかで目にすることができる。

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2.金沢市東山3丁目

金沢市中心部浅野川大橋のたもとに立つ火の見櫓。以前は22.9mにもおよぶ高さだった。上部を切り落とした今でも,基礎部は昔のままで幅は5m近くある。「大正十三年十月」(!!)のプレートがある。かつて同型のものが犀川大橋のたもとにも立っていたという。

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3.金沢市小立野2丁目

金沢市内の火の見櫓の頂部はほとんどがこの形である。屋根がなく,鉄のアーチの下に半鐘が下がる。昭和14年当時から警鐘台として立っていたという。金沢市内の火の見櫓で完全な形で現存するもっとも古いものだが,きれいに塗り直されて管理されている。

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4.金沢市東蚊爪町2丁目(石川県消防学校)

石川県消防学校の中庭に立つ火の見櫓。もとは浅野川沿いの分団に立っていたもの。水防の役割も担っていた。移設されて高さを切りつめられ,2階の窓からは半鐘を真横から見ることができる。ふだんは見上げてばかりなので違った形にも見える。

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5.石川郡美川町神幸町

美川町は古くからの港町で江戸時代は北前船の寄港地であった。この火の見櫓は高さ20m近くあり,「昭和四年制作」とのプレートが残る。町史によれば総工費1600円だったという。これだけ古いものがこんながっしりと残っている例は非常に貴重。

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6.加賀市動橋町

火の見櫓にスピーカーがつけられていることはよくあるが,8個もついていることは珍しい。加賀市消防本部によると,つくられたのは昭和6,7年頃で,昭和40年代まで強風時や乾燥時に消防団員が火の見張りを行っていたという。

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