京都府

京都府


1.相楽郡山城町平尾

木津川の河川敷に立つ火の見櫓。上下のバランスが変なところ,「火の用心」がや けに大きく字間がつまっているところ,などから見て,もっと高かったのを短くし た ものらしい。機能は失ってもシンボルとして残そうという,地域の思いが伝わって く る。

5_1


2.相楽郡山城町椿井

なんと,はしごがない。櫓の角に直角に付いた鉄棒(電信柱に付いているようなものを伝って登る。すごく恐そう。見張台の横に付けられたサイレンにも屋根がかかっていて,半鐘の屋根と,2つがリズミカルな感じ。

5_2


3.相楽郡加茂町井平尾

古くからの集落にあり,三叉路のまん中に立っている。道路を見ると,櫓よりあとに近年拡張されたらしく,櫓はもともとは道の脇にあったようだ。ということは,道路が拡張されても櫓は残った,ということである。頂部も改造を受けながらも,頑張って櫓は立ち続けている。

5_3


4.相楽郡和束町石寺

四本脚の一面がはしごになっているタイプ。赤く塗られた櫓に半円形の見張台がかわいらしい。茶畑の美しい景観が広がる集落のなかにある。

5_4


5.綾部市小貝町新八

ロケットの頭,あるいはじょうごを逆さにしたような屋根が印象的。前の和束町は京都府の南端,こちら綾部市は北部だが,ここも周りには茶畑が広がっている。

5_5


6.綾部市位田町岩井

建てたばかりのようで真新しい。平成に入ってからのものと思われる。半鐘の上の屋根は屋根というより帽子のようだ。綾部市には約100基の火の見櫓があるとのこと。すごい密度である。

5_6