陽圧式化学防護服
陽圧式化学防護服は、生物剤や、毒劇物や危険物などの化学物質にさらされた現場で使用する手袋や靴などが一体となった資機材です。陽圧式とは空気ボンベを使い空気を充満させることで、外から空気や物質が入り込まない様にしているためです。
陽圧式化学防護服を着用した部隊の様子です。空気ボンベを使い中を『陽圧』にしているので服全体がふくらんでいるのがわかります。
陽圧式化学防護服は黄色い袋に入れて持ち運びます。この防護服を着用するとき、まずは空気呼吸器やヘルメットを着用します。
防護服は空気呼吸器やヘルメットを着たその上から着用します。足下などがよく見える様に顔の透明部分(バイザー)が大きく作られています。
防護服を使った訓練の様子です。紅白の柵は『危険区域』の境を現し、陽圧式化学防護服を着た人だけが、この中に入ることができます。
危険区域内で、要救助者がいました。これから助け出そうとしています。
活動が終了しても防護服に化学物質が付いている恐れがあるので、すぐには脱ぐことはできません。
除染施設でちゃんと汚れを落とす処理をしないといけません。