しょうぼうのふくそう

NBC災害(さいがい)に対応(たいおう)する部隊(ぶたい)は大都市(だいとし)の消防(しょうぼう)機関(きかん)に整備(せいび)され、特殊災害対策隊(とくしゅさいがいたいさくたい)(通称(つうしょう):HAZMAT)といわれています。写真(しゃしん)は東京(とうきょう)消防庁(しょうぼうちょう)の化学(かがく)機動(きどう)中隊(ちゅうたい)のエンブレムです。

陽(よう)圧(あつ)式(しき)化学(かがく)防護服(ぼうごふく)は外(そと)からの空気(くうき)を完全(かんぜん)に遮断(しゃだん)することで隊員(たいいん)の安全(あんぜん)を守(まも)る防護服(ぼうごふく)です。

空気(くうき)呼吸器(こきゅうき)も防護服(ぼうごふく)の中(なか)に入(はい)っています。防護服(ぼうごふく)は化学(かがく)薬剤(やくざい)が付着(ふちゃく)しても溶(と)けづらい素材(そざい)でできています。

陽(よう)圧式(あつしき)化学(かがく)防護服(ぼうごふく)を着(き)ることで隊員(たいいん)は災害(さいがい)現場(げんば)で様々(さまざま)な活動(かつどう)をすることができます。

毒(どく)劇(げき)防護服(ぼうごふく)は陽(よう)圧式(あつしき)防護服(ぼうごふく)よりも動(うご)きやすくできており、狭(せま)い場所(ばしょ)などで活動(かつどう)することもできます。

空気(くうき)呼吸器(こきゅうき)は防護服(ぼうごふく)の外側(そとがわ)にありますが、隊員(たいいん)は防護(ぼうご)服(ふく)に守(まも)られています。

靴(くつ)の部分(ぶぶん)も一体(いったい)になっていて、ここから危険(きけん)な物質(ぶっしつ)やガスなどが入(はい)ることもありません。

これは使(つか)い捨(す)ての防護服(ぼうごふく)です。

活動(かつどう)の状況(じょうきょう)に応(おう)じて、陽(よう)圧式(あつしき)、毒(どく)劇(げき)、使(つか)い捨(す)ての防護服(ぼうごふく)を使(つか)い分(わ)けることにより、安全(あんぜん)に効率(こうりつ)よく活動(かつどう)することができます。

HAZMATはこうした防護服(ぼうごふく)を使(つか)い、化学(かがく)薬剤(やくざい)や放射性(ほうしゃせい)物質(ぶっしつ)などに高(たか)い知識(ちしき)を持(も)つ隊員(たいいん)が活動(かつどう)することで、安全(あんぜん)を守(まも)っています。