いざというとき困らないために、普段から訓練するのも大切なしごとです。
ここでは、平成17年11月に市川市消防局管内で行われたショッピングセンターと消防本部との協同の消防訓練を紹介します。訓練は朝の開店前のわずかな時間に行われました。
出動1:ショッピングセンターで火災発生したとたとえて消防訓練が始まりました。救急車をはじめとして続々と消防車両が到着してきます。
出動2:はしご車も到着しました。隊員の補助をうけながら、縁石を乗りこえて入ってきました。
活動開始1:現場に到着した消防車両が、それぞれ停車しました。一番右が「はしご車」、その奥隣が「屈折はしご車」、画面中央は「救助工作車」です。
活動開始2:はしご車では、はしごを伸ばすため、先ずは隊員が周囲の安全を確認しながら地面に板がおいてあるところまでアウトリガーをだしています。
活動開始3:すぐ近くでは消防車も準備に大忙しです。素速くホースを出してはつなげていきます。
活動開始4:隊長さんの指示をうけながら白いホースをはしご車まで伸ばします。また、中央左の隊員さんが持っているのは水で幕をつくる特別なホースです。
救助活動1:火災現場では、まず始めに逃げ遅れた人がいないか探し出します。もし逃げ遅れた人がいたら救助活動が行われます。写真では建物の屋上にいる人を助け出そうとしています。
救助活動2:はしごを操作するのは機関員さんのしごと。はしごの先のバスケットに隊員を乗せてしんちょうに伸ばしていきます。
救助活動3:屋上にいる人まであと少しです。バスケットに乗っている隊員さんからも機関員さんに合図を送っています。
救助活動4:逃げ遅れた人(青い服の人)は無事にはしご車で助け出されました。
消火活動1:救助活動も無事に済み、今度は火を消す番です。はしご車から放水できるように、ホースがつながれました。
消火活動2:それと同時に手前では火災の熱を防ぐため水の幕が張られました。
消火活動3:手前でははしご車、後方では屈折はしご車が放水をしています。これで火は消し止められました。
活動終了1:救助活動、消火活動とも無事に終了しました。
指揮隊の大隊長さんが、活動が完了したと報告しています。
活動終了2:この訓練に参加した皆さんです。ショッピングセンターの防災組織や従業員の皆さん、消防隊員の皆さんが集まって訓練は終了です。